SNSで自分の顔を出すのが、あまり好きではない。別に匿名で活動したいわけではない。名前も仕事も公開しているし、イベントに出たり、人前で話したりすることもある。ただ、SNSのプロフィール画像に自分の顔をずっと置いておくことには、なんとなく抵抗がある。

とはいえ、何もないのも味気ない。ということで、自分の代わりに表に出てくれるキャラクターをつくることにした。

黒板の前で指示棒を持つ、半目の黒猫のウェーブさん。本や地球儀が並ぶ教室のドット絵。
ちょっと先生っぽい、ウェーブさん。

名前は「ウェーブさん」。黒猫である。いつも半目で、ちょっと気だるそう。基本的にはマイペースで、少し皮肉屋。でも好奇心は旺盛。なんとなく大学の先生っぽい雰囲気もある。本を読んだり、考え事をしたり、たまに何かを教えたりする。

名前の由来は、昔から使っているハンドルネームの「takizawave」。最初は単に「Wave」にしようと思ったけれど、「さん」を付けてみたら、急に人格が生まれた気がした。このちょっと偉そうな黒猫を「ウェーブさん」と呼ぶのが、妙にしっくりくる。

読書や考え事をしたり、指示棒で説明したりするウェーブさんの4つの姿。
読んだり、考えたり、ときどき教えたり。
ウェーブさんを正面・横・背面・斜めから描き、歩く、伸びる、考える、眠るなどの仕草や日常の場面を並べたイメージ。
いろんな向きや仕草も、こんな感じにしてみたい。

キャラクターをつくり始めると、意外と細かいところが気になってくる。目は半開き。片耳は少し折れている。尻尾の先はちょっと曲がっている。背中には、ぬいぐるみの縫い付けタグみたいな、小さな青い波のマーク。

このタグが難しかった。目立ちすぎても違うし、綺麗すぎても違う。ドット絵なのに、波のマークだけやたら解像度が高くなったりする。何度も調整して、ようやくそれらしくなってきた。

小さな青い波のタグを付けたウェーブさん。読書、机での考え事、講義、本の上で休む4つの場面。
小さな青い波のタグが目印。
青い布に白い波を刺繍したタグと、黒猫のぬいぐるみに付けた3つのイメージ。
タグは、こんな感じの布っぽい質感にしたい。

考えてみると、SNSのプロフィール画像は、必ずしも本人の顔である必要はない。むしろ、何を考えている人なのか、どんなものが好きなのか。そういうものが伝わるほうが面白い気もする。

僕の場合は、ソフトウェア、デザイン、音楽、言語学など、関心がいろいろなところに散らばっている。ウェーブさんには、そのあたりを自由に行き来してもらいたい。ある日は研究室で本を読み、ある日はパソコンを眺め、ある日は音楽を聴いている。人間の自分より、よほど自由に活動できそうだ。

本や羽根ペン、ランプ、黒板、地球儀に囲まれ、考えたり教えたりくつろいだりするウェーブさんの4つの場面。
本を読んだり、教えたり、寝そべったり。

そんなわけで、これからSNSやブログに、ウェーブさんがときどき登場すると思う。自分の代わりに何かを語ってもらうこともあれば、特に何もせず、ただそこにいるだけかもしれない。あまりキャラクター設定を固めすぎず、少しずつ育てていきたい。

ひとまず、よろしくお願いします。ウェーブさん。